キッチンカウンターの下は、作り付け家具か既製品をはめ込むようになります。安く済むようジャストサイズで作ってみました。
新築住宅に引っ越して一番先に作った物です。
はじめからカウンター収納を入れるつもりで大型のカウンターをつけました。本当だったらはじめから作りつければよかったのではと言われそうですが、費用がかさみますので自作することになりました。
既製品のカウンターは、奥行きが足りないものばかりで収納力はいまいち。それに結構なお値段。作ってもそれなりに高いのですが、サイズが合えば安いものです。
カウンターの手前に飛び出ている部分は、450㍉あり、板の重量も相当なものです。大工さんには、すぐに垂れてくるのでなるべく早く突っ張るものを入れてと言われていました。引き渡し後2か月で板が傾いてきました。
まだ工具もほとんどない状態でスタート。使用工具はドライバー、ドリル、手ノコのみで作りました。
カウンター下収納はぴったしの高さでは入りませんので、多少上を空けて作ります。
レベルのとれなくなったカウンターは、写真のようなクサビを叩き込んで調整しています。
カウンターの幅が長い場合、カウンターと床の高さ寸法は何箇所か測った方がいいようです。もしかしたら同じでないこともありますから。
全長1,750ミリ、高さ1,009ミリ、奥行き300ミリ。
左に2枚扉、右に1枚扉、真ん中の2列3段は市販のカラーボックスと同じ内寸にしています。
上の写真にあるように、市販のカラーボックス用のカゴが入れられます。
PDF図面は、左の図面をクリックすると開きます。
カウンター下収納は、上下ギリギリの寸法で作っているため、扉の高さも同じにすると、床やカウンターの裏に擦る可能性があるため板厚の18ミリを引いた高さで作っています。
使用したスライド蝶番は、スガツネ工業の「ワンタッチスライド丁番」
製品仕様:適用扉厚15ミリ~20ミリ 掘込深さ11ミリ カップ径35ミリ
105°開き かぶせ19ミリ キャッチ付
BESTU スライド丁番 隠れヒンジ ヒンジ 扉 家具 キャッチ付 スライド蝶番 インセット 35mmカップ 油圧式 ハードウェア 銅の芯 インセット キャッチ付 35ミリ 2個セット。
油圧ダンパー装備で静かに閉まります。
最近は、鏡面仕上げの済のパイン集成材も手に入るようになってきたので、簡単できれいなものができます。(その分材料費は高くなりますが)
特に念入りに塗装したの扉だけす。
パイン材の表面を400番で仕上げ、水性ウレタン塗料(クリアー)をはけ塗り。
乾燥後、表面を400番で仕上げ再び塗装、。扉は4回塗りで、ほかは3回塗りです
扉だけはとってもツルツルで、気持ちよく仕上がりました。
パイン材は、経年変化で徐々に飴色になるといいますが、現在14年経過で多少色が濃くなった程度です。
刷毛の値段はピンキリです。1本数千円から100円まであります。
以前仕事の関係で、職人に1本五千円の刷毛を借りたことがあるのですが、自分の腕が上がったような仕上がりになりました。
いい刷毛は毛が抜けない、塗った筋が出にくいなど安物とは比べ物になりません。
そんな訳で、私は千円ぐらいのものを使っています。
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