木工は木の粉の後始末がとても面倒です。少しでも後片付けが楽になるよう集塵機があると便利です。
最近は周りが静かなため、日曜大工をするにも何かと気を遣うことが多くなりました。騒音も問題ですが切りくずも悩みの種、これで多少の改善になったと思います。
使った部品は、エアコンキャップ 「エアコン配管貫通部のキャップ」と掃除機のアダプター・排水ホース差込口。
エアコンキャップはドリルで細かく穴あけをし、排水ホース差し込み口のくびれの寸法に仕上げます。
差し込み口は柔らかいのでいい感じで入りますが、掃除機の継ぎ手パイプとの接続は食い込みが少ないのでインシュロックで固定しました。
上の写真のように細いドリルで穴開けし、細いニッパで穴をつなぐように切っていきます。写真に跡が残っていますが、初めはジグソーで切ろうかと思ってましたが、あまりの騒音に断念。(太鼓効果で騒音5倍増)
切り終わった後は断面のヤスリがけ。
サイクロン集塵機の専門サイトを見ると、この側面に開ける穴もかなりの計算がされていて全くチンプンカンプン。そこでなるべくきれいな楕円を書くためにCADソフトでそれらしい寸法で描画
それらしく開きました。
専門サイトではここの角度がかなり重要だと言っていましたが、要するに缶の内側に吸われた空気が添うように流れればいいと理解し、そのような角度で取り付け。
この塩ビパイプには排水用ホースがジャストフィット。
セパレーターの取り付けは「エアコンキャップ」と「塩ビ管」でペール缶の穴をサンドするようにしています。
また塩ビ管の内径が少しだけ大きいので、テープを一巻きしてネジで固定、エアコンキャップは蓋がねじ式のため取り付けするときも楽にできます。
個人的にいい案だと思うのですがいかがでしょう。
インレットは、なるべくペール缶の外周に沿った空気の流れを作るようにしましたが、楕円の穴をもっと伸ばせばより効率のいいものができたような気まします。
インレットの穴は、初めエアコンパテで固定していましたがいつまでもベタベタしているので、車用の補修パテを使用しました。このパテは主剤と硬化剤を混ぜるタイプで、水で硬さ調整もできるので使いやすさ抜群でした。
集塵した木くずはきれいに缶の底にたまっています。掃除機のフィルターにはほとんど行っていないようなので合格ではないでしょうか。
サイクロン集塵機を作ってみたものの、押入れに入れっぱなしでしたが、
パソコンデスクの加工でやっと日の目を見ることに。
掃除機やトリマーのホースはサイズがちょっと合わないので、ビニールテープを巻いて空気が入らないようにしています。写真で見られるビニールテープの突っ張りのようなものは、
集塵機の吸い口がグラグラするため、仮止めしています。
ちなみに、集塵機に接続しているのはシャープのサイクロン掃除機です。
トリマーを繋いで面取り作業を行いましたが、効率良く集塵したようです。 今回は、シャープのサイクロン掃除機にサイクロン集塵機をつないでの使用となりました。
アップでみるとサイクロン(渦)の中心からすり鉢状におが屑が重なっているのわかります。まずまずの成功だと思います。
オイルのペール缶はスタンドでいただいてきました。専用洗剤で何度も洗わないとオイルが取れなくて大変だったということです。感謝・感謝!
尚、このサイクロン集塵機は、「天狼日記」さんのページを参考にさせて頂きました。ありがとうございます。