ガレージデッキ部分の施工例です。
梁材として選んだセラガンバツは、1本54Kg。1人で持つのは限界の重さです。ですが上に持ち上げるのは非常に危険なためここだけは手伝ってもらいました。
写真で見ると細い感じがしますが、固定すれば安定します。現状では全く強度の不安もありません。
梁の間隔は約860ミリ。アンカーボルトを逃げるため均等にはできませんでした。
梁の固定方法は、セラガンバツの梁に通し穴をあけ、Z金物で下の基礎のサイプレスを引っ張り合うようにとめています。
そのあと根太をつけるためこれで終わりするはずでしたが、心配なので筋かい用のZ金物で補強をしました。ここまでするとかなりがっちりしています。
(この金具は、釘用の穴のためコーススレッド用に皿穴をモミ直す必要があります。)
ネットが付いていますが、これはネコさんが自由に通らないようにするためのものです。(デッキの上は猫フリーです。)
次は梁の上に40ミリ角のサイプレスを根太として渡していきます。根太の間隔は、300ミリ。
写真で見る限りきゃしゃに見えますが、ハードウッドのためがっちりしています。
ウッドデッキの面材は、デッキのメインの側から張っていたほうがいいようです。「面材」と「面材の隙間」の寸法を計算して張って行っても
面積が大きいと狂いが出てきます。私の場合、最後の板がなぜか微妙に斜めになっています。
また、デッキ材は無垢材のためどうしても反りがあります。(全部反っているのではありませんが)。
反りのある面材が出てきたら、写真のように「くさび」を作って修正しながら留めていきます。くさびは5個ぐらい作っておくと便利です
写真はありませんが、クランプも非常に役立ちます。クランプの爪のカバーを外すと4ミリの厚さなので、これをデッキ材の隙間に入れてやると修正も楽になります。
面材を張っていくとどうしても柱などで、切り欠きが必要になってきます。この作業をしたときは、まだジグソーを持っていなかったので
丸ノコだけでやってみました。まず切り欠きの寸法を調べて、一番深く切るところから始めます。(浅いところから始めると丸ノコのベースが安定しないため切れません。)
写真のようにスライスするように筋をいれ、あとはノミで削って仕上げます。
なんだか面倒くさいやり方をしていますが、ジグソーやノコギリでも簡単にできます。ただ切断面のきれいさは丸のこが上です。
尚このホームペジで記述している内容は、まったく個人的な感想であり、悪意等はありません。 また使用に関しては、使用される方の個人の責任でお願いいたします。